吉野ヶ里遺跡では、これまで手付かずだったいわゆる「謎のエリア」でおととしから発掘調査が行われ、去年には弥生時代後期の石でできた墓「石棺墓」が見つかり全国的な関心を集めました。
佐賀県によりますと、去年12月、調査で新たに青銅の剣と矛の鋳造に使われる石の鋳型2点が見つかったということです。
鋳型はいずれも弥生時代中期のもので国内で最も古い部類とみられ、このうち1点は角閃石岩が使われこの石材の鋳型が吉野ヶ里遺跡で出土するのは初めてだということです。
また、青銅器の鋳造で先進地だった朝鮮半島の石材と質感が似ているということです。