世田谷区によりますと、区が認可する親と離れて暮らす子どもを支援する民間の施設から、ことし7月11日と13日の夜、男性職員が入所する児童が寝ている際に体を触ったとして区に報告がありました。
これを受けて世田谷区は施設関係者の聴き取りを進め、その結果、男性職員が別の児童2人に対しても、大きな声でどなったり、オムツをなかなか替えなかったりすることがあったとしています。
調査の結果を踏まえ、区は男性職員の一連の行為が児童福祉法で定められた虐待に該当すると認定し、施設に対して研修の実施や当直体制の見直しなど、再発防止策を徹底するよう指導しました。
男性職員は、問題の発覚以降、施設の指示で自宅待機となっていますが、区の調査に対し一部を否定しているということです。
世田谷区児童相談支援課は「再発防止策の実施状況の報告を求めるなど、継続して確認していく。児童相談所と連携して心のケアにも対応していきたい」としています。