逮捕されたのは、千葉市に住む自称・飲食店経営、内山達生容疑者(40)や、メキシコ国籍の自称・スポーツインストラクター、フアン・レジェス・チャベス容疑者(49)ら3人です。
警察によりますと、3人はことし2月、メキシコから横浜港の本牧ふ頭に覚醒剤530キロ余り、末端価格にして350億円相当を営利目的で密輸したとして覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。
横浜税関がメキシコから海上貨物として届いたコンテナをX線検査で調べたところ、袋に小分けにされた覚醒剤を見つけたということです。
これまでの調べで、このコンテナは横浜港から関東地方に車で配送されたのが確認され、警察が受け取りに現れた人物らを逮捕して捜査を進めた結果、3人が密輸に関わった疑いがあることがわかったということです。
警察は3人の認否を明らかにしていません。
神奈川県警が摘発した覚醒剤の量としてはこれまでで最も多いということで、警察は背後に暴力団が関わっている疑いもあるとみて捜査しています。